インバーターを使用することで省エネになる事例を紹介。
どうも、みなさんこんばんわ。
SAIと申します。
私は今、設備管理の現場で働いており、現場の設備の省エネに力を入れています。
その中でも、優秀機器がインバーターです。
これを使った省エネ事例をいくつか紹介したいと思います。
インバーターとは
まずインバーターについて簡単に説明します。
インバーターとは周波数を変換する装置です!←これだけ覚えてれば大丈夫(笑)
もっと詳しく言うと、入力した電力の周波数を任意の周波数として出力することができて、モーターとか照明器具など身近な機器に使われています。
ちなみに、回転数N、極数P、周波数Fとすると
N=120F/Pと表せます。
要は、回転数っていうのは周波数に比例するってことなんです。
この関係は大事なので、覚えておくと良いです。
これを使ってあらゆる設備を省エネすることができるんです。
そう!インバーターはとても優秀な機器なんですよ!
電動機にインバーターを設置して省エネ
電動機っていうのはモーターですね。
モーターにインバーターを設置すると、どのようになるかというと
先ほども言ったとおり、周波数を制御することで、モーターの速度(回転数)を制御することができるんです。これは非常に大きい!
インバーターが付いていないモーターの場合だと・・・
周波数による速度制御ができないので、揚水ポンプの場合だと、バルブを閉め、流量を減らすしかありません。
これは、流量が減るだけで、モーターの回転数は変わらないから、省エネにはなりません。
インバーターが付いているモーターの場合だと・・・
モーターの回転数を制御できるわけですから、単純に、回転数を抑えれば、消費電力を抑えることができます。
極端に言えば、周波数を半分にすれば回転数も半分になるので、ポンプで揚水する量も半分程度になります。
インバーターを付けることで、モーターの回転数を制御できるので、現場にあったポンプの運用ができるわけです。
設備の現場でよく使われるのは、揚水ポンプ(上水、雑用水、汚水など)ですね。
この揚水ポンプっていうのは、一日の運転回数が非常に多いです。
あとは、冷温水発生機を使用している現場だと、それに付随する、冷却水ポンプや一次、二次ポンプといってのも非常に消費電力が高いので、これらにもインバーターを付けてあげると、かなりの省エネが期待できると思います。
ビルや工場では非常に多くの電動機を使用しているので、こいつらにインバーターを付けてあげることで、かなりの省エネが期待されるので、是非オーナーさんに提案してみてください。
インバーターを付けることによるメリット
・機器の長寿命化に寄与する
・省エネ効果が大きい
・あらゆる設備機器(家庭用のものも含めて)に使用できる
以上が、インバーターによる省エネを紹介しました。
とても基本的なことですが、やるとやらないとでは、全く違うので参考にしてみてください。
ただ、私の現場ではまだインバーター化は進んでいません(笑)
空調機にはインバーターを付けて省エネしているんですが・・・
やはり、インバーターって結構高いので、付ける台数が多いとかなり、コストがかかってしまうので、オーナーさんによっては中々難しいところもあります。
ただ、インバーターによる省エネ効果は、かなり大きいので、付けるメリットはかなり大きいです。